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09月17日-委員長報告・討論・採決-06号

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  1. 雫石町議会 2020-09-17
    09月17日-委員長報告・討論・採決-06号


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    令和 2年  9月 定例会(第5回)       令和2年第5回雫石町議会定例会会議録(第6号)                              令和2年9月17日(木曜日)1.本日の出席議員(15名)       1  番   金 子 一 男 君       2  番   坂 井 尚 樹 君       3  番   徳 田 幸 男 君       4  番   岡 本 忠 美 君       5  番   古 舘 謙 護 君       7  番   堂 前 義 信 君       8  番   横 手 寿 明 君       9  番   岩 持 清 美 君      10  番   加 藤 眞 純 君      11  番   杉 澤 敏 明 君      12  番   西 田 征 洋 君      13  番   大 村 昭 東 君      14  番   上 野 三四二 君      15  番   坂 下 栄 一 君      16  番   前 田 隆 雄 君2.本日の欠席議員(1名)       6  番   幅   秀 哉 君3.説明のため出席した者      町 長        猿 子 恵 久 君      副町長        若 林 武 文 君      会計管理者      柳 屋 るり子 君      総務課長       米 澤 康 成 君      政策推進課長     古川端 琴 也 君      地域づくり推進課長  柴 田 慈 幸 君      防災課長       大久保 浩 和 君      税務課長       高 村 克 之 君      町民課長       瀬 川 拓 也 君      環境対策室長     正 木 裕 之 君      総合福祉課長     田 辺   茂 君      健康子育て課長    小 林 由美子 君      子ども子育て支援室長 三 輪 順 子 君      雫石診療所事務長   畠 山   康 君      農林課長       天 川 雅 彦 君      観光商工課長     澤 口 憲 英 君      地域整備課長     加 藤 秀 行 君      上下水道課長     川 崎 欣 広 君      教育長        作 山 雅 宏 君      教育次長       高 橋 賢 秀 君      兼学校教育課長      生涯学習スポーツ課長 徳 田 秀 一 君      農業委員会会長    岡 森 喜与一 君      農業委員会事務局長  上 村 光 俊 君      監査委員       枇 杷   惠 君4.職務のため出席した者      議会事務局長     小志戸前 浩政      議会事務局長補佐   坂 井 峰 子      議会事務局長補佐   浦 田   忍5.本日の議事日程令和2年9月17日(木曜日)午前10時開議日程第1  議案第 1号  雫石職員特殊勤務手当に関する条例及び雫石会計年度任用              職員の給与、勤務条件等に関する条例の一部改正について                                              日程第2  議案第 2号  雫石放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定              める条例の一部改正について                                                           日程第3  議案第 4号  雫石水道事業公共下水道事業及び農業集落排水事業設置等              に関する条例の一部改正について                                                         日程第4  議案第14号  字の区域の変更について                                                             日程第5  議案第16号  財産の取得に関し議決を求めることについて                                                    日程第6  認定第 1号  令和年度雫石一般会計歳入歳出決算                                                      日程第7  認定第 2号  令和年度雫石国民健康保険特別会計歳入歳出決算                                                日程第8  認定第 3号  令和年度雫石御明神財産特別会計歳入歳出決算                                                日程第9  認定第 4号  令和年度雫石簡易水道事業特別会計歳入歳出決算                                                日程第10 認定第 5号  令和年度雫石介護保険事業勘定特別会計歳入歳出決算                                              日程第11 認定第 6号  令和年度雫石介護保険介護サービス事業勘定特別会計歳入歳              出決算                                                                     日程第12 認定第 7号  令和年度雫石町立雫石診療所特別会計歳入歳出決算                                                日程第13 認定第 8号  令和年度雫石後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算                                               日程第14 認定第 9号  令和年度雫石水道事業会計決算                                                        日程第15 認定第10号  令和年度雫石下水道事業会計決算                                                       日程第16 同意第 1号  教育委員会委員の任命に関し同意を求めることについて                                               日程第17 人権擁護委員候補者の推薦に係る議会の意見について                                                        日程第18 請願・陳情                                       請願第 3号 政府に対し「緊急経済対策として消費税率5%への引下げを求め              る意見書」の提出を求める請願                                                                 請願第 4号 「安全・安心で、ゆきとどいた教育実現につながる少人数学級」              の実現を求める請願                                                               日程第19 発議第 1号  少人数学級の実現を求める意見書の提出について                                                  日程第20 発議第 2号  新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に              対し地方税財源の確保を求める意見書の提出について                                                日程第21 総務産業常任委員会閉会中の継続調査について                                                           日程第22 教育民生常任委員会閉会中の継続調査について                                                           日程第23 広報広聴常任委員会閉会中の継続調査について                                                           日程第24 議会運営委員会閉会中の継続審査について                                                             6.本日の会議に付した事件  本日の議事日程に同じ7.会議顛末の概要 ○議長前田隆雄君) ただいまの出席議員は15名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。        〔午前10時00分〕 ○議長前田隆雄君) 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりでありますので、朗読を省略いたします。 ○議長前田隆雄君) これより本日の議事日程に入ります。       日程第1、議案第1号、雫石職員特殊勤務手当に関する条例及び雫石会計年度任用職員の給与、勤務条件等に関する条例の一部改正についてを議題といたします。       これより質疑に入ります。質疑ございませんか。5番、古舘議員。 ◆5番(古舘謙護君) 防疫作業手当については、現在も1日当たり500円ということであるわけですが、これが3,000円、または4,000円になるということは、大変危険な業務であるということが考えられます。そこで、この業務に当たる方々への感染防止対策として、感染防護服とかゴーグルとか、その他もろもろの感染防止対策を講じているかどうかについてお伺いいたします。 ○議長前田隆雄君) 総務課長。 ◎総務課長米澤康成君) お答えをいたします。       具体的対応案件は、これまでのところはないわけでございますけれども、診療所を中心として防護服なりフェースガードなり、そういった用具については用意させていただいておりますので、当然そういった作業に当たる事案が発生した場合は、そういった体制を取りながら作業に当たっていただくことを想定しております。 ○議長前田隆雄君) 5番、古舘議員。 ◆5番(古舘謙護君) 分かりました。今お聞きしたところ、今まではそういう業務はなかったということですが、施行日が7月29日、岩手県に最初に発生した日から遡ってということでありますが、その辺との整合性はいかがでしょうか。 ○議長前田隆雄君) 総務課長。 ◎総務課長米澤康成君) 施行期日につきましては、今議員ご指摘のとおり、県内で感染確認された日からの適用という形で交付させていただこうとするものでございます。現にこれまで発生はしておりませんけれども、この条例を公布することに伴って、提案日から今日までの間も想定されたわけですけれども、幸いにしてそういった事案も発生しておりませんが、町として今回こういった新型コロナに対応した特殊勤務手当をなぜ設置したかという部分のスタート地点として、その日が妥当ではないかなというふうに考えたものでございます。 ○議長前田隆雄君) 5番、古舘議員。 ◆5番(古舘謙護君) 分かりました。これから新型コロナウイルス感染症対策として作業に従事する場合もあると思いますので、感染防止には万全を尽くしていただきたいことを要望いたしまして、終わります。 ○議長前田隆雄君) ほかにございませんか。        〔「なし」の発声あり〕 ○議長前田隆雄君) なければ、これで質疑を終わります。       次に、討論に入ります。討論ございませんか。        〔「なし」の発声あり〕 ○議長前田隆雄君) 討論なしと認めます。       これより採決に入ります。       日程第1、議案第1号、雫石職員特殊勤務手当に関する条例及び雫石会計年度任用職員の給与、勤務条件等に関する条例の一部改正についてを原案のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。        〔全員挙手〕 ○議長前田隆雄君) 全員挙手であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。 ○議長前田隆雄君) 日程第2、議案第2号、雫石放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてを議題といたします。       これより質疑に入ります。質疑ございませんか。        〔「なし」の発声あり〕 ○議長前田隆雄君) 質疑なしと認めます。       次に、討論に入ります。討論ございませんか。        〔「なし」の発声あり〕 ○議長前田隆雄君) 討論なしと認めます。       これより採決に入ります。       日程第2、議案第2号、雫石放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてを原案のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。        〔全員挙手
    議長前田隆雄君) 全員挙手であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。 ○議長前田隆雄君) 日程第3、議案第4号、雫石水道事業公共下水道事業及び農業集落排水事業設置等に関する条例の一部改正についてを議題といたします。       これより質疑に入ります。質疑ございませんか。        〔「なし」の発声あり〕 ○議長前田隆雄君) 質疑なしと認めます。       次に、討論に入ります。討論ございませんか。        〔「なし」の発声あり〕 ○議長前田隆雄君) 討論なしと認めます。       これより採決に入ります。       日程第3、議案第4号、雫石水道事業公共下水道事業及び農業集落排水事業設置等に関する条例の一部改正についてを原案のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。        〔全員挙手〕 ○議長前田隆雄君) 全員挙手であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。 ○議長前田隆雄君) 日程第4、議案第14号、字の区域の変更についてを議題といたします。       これより質疑に入ります。質疑ございませんか。        〔「なし」の発声あり〕 ○議長前田隆雄君) 質疑なしと認めます。       次に、討論に入ります。討論ございませんか。        〔「なし」の発声あり〕 ○議長前田隆雄君) 討論なしと認めます。       これより採決に入ります。       日程第4、議案第14号、字の区域の変更についてを原案のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。        〔全員挙手〕 ○議長前田隆雄君) 全員挙手であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。 ○議長前田隆雄君) 日程第5、議案第16号、財産の取得に関し議決を求めることについてを議題といたします。       提出者提案理由説明を求めます。総務課長。        〔総務課長、登壇〕 ◎総務課長米澤康成君) ただいま上程いただきました議案第16号についてご説明をいたします。       追加議案書3ページをお開き願います。併せて別途追加配付させていただきました一般議案参考資料を御覧願います。議案第16号「財産の取得に関し議決を求めることについて」       次のとおり財産を取得するため、地方自治法第96条第1項第8号及び議会議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により、議会議決を求める。                     記       1.取得する目的          新型コロナウイルス感染症対策を踏まえた避難所運営に係る資機材運搬体制を確保し、新型コロナウイルス感染症対策を強化するため、本財産を取得するものである。       2.取得する財産          避難所運営用物資運搬車(2トントラック)       3.数量          1台       4.購入金額          418万円       5.購入先          岩手県滝沢市大釜中道38番地2           岩手三菱ふそう自動車販売株式会社 盛岡支店           支店長 岩 田 雄 一       6.契約の方法          指名競争入札による契約       提案理由でございますが、避難所運営用物資運搬者購入契約を締結するに当たり、議会議決を求めるものでございます。       この件に関しましては、6者を指名し、9月9日に3者辞退による3者参加で入札を執行し、1回目の入札で落札したものでございます。       また、納入期限令和3年3月31日までとするものでございます。       以上で議案第16号の説明を終わります。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長前田隆雄君) 提出者提案理由説明が終わりました。       これより質疑に入ります。質疑ございませんか。        〔「なし」の発声あり〕 ○議長前田隆雄君) 質疑なしと認めます。       次に、討論に入ります。討論ございませんか。        〔「なし」の発声あり〕 ○議長前田隆雄君) 討論なしと認めます。       これより採決に入ります。       日程第5、議案第16号、財産の取得に関し議決を求めることについてを原案のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。        〔全員挙手〕 ○議長前田隆雄君) 全員挙手であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。 ○議長前田隆雄君) 日程第6、認定第1号、令和年度雫石一般会計歳入歳出決算から日程第15、認定第10号、令和年度雫石下水道事業会計決算までの10件を一括決算特別委員会に付託中であります。これより審査の結果について決算特別委員長の報告を求めます。7番、堂前義信委員長。        〔7番、登壇〕 ◆7番(堂前義信君) ただいまから令和年度会計決算特別委員会における審査の経過と結果についてご報告を申し上げます。       決算特別委員会は、去る9月1日の本定例会において、議長を除く議員全員をもって構成され、認定第1号、令和年度雫石一般会計歳入歳出決算から認定第10号、令和年度雫石下水道事業会計決算までの10会計決算審査付託を受け、9月11日と14日、15日の3日間にわたり、町長をはじめ町当局担当者の出席を求め、詳細な説明を受けながら慎重に審査いたしました。       審査中における具体的な内容につきましては省略させていただき、審査の結果についてご報告いたします。審査の結果は、全決算についていずれも認定すべきものと決定いたしました。       以上、簡単ではありますが、令和年度会計決算特別委員会における審査の経過と結果について、決算特別委員長の報告といたします。 ○議長前田隆雄君) 決算特別委員長の報告が終わりました。       次に、討論に入ります。討論ございませんか。       それでは、これから討論を行います。まず、原案反対者の発言を許します。12番、西田議員。        〔12番、登壇〕 ◆12番(西田征洋君) 私は、本定例会に提出されました令和年度決算に対して、一般会計と幾つかの特別会計に対して反対の立場から討論に参加するものでございます。       いつも表明しているものでございますけれども、もとより本決算の中でも、岩手県の中でも、また中には全国的にも起こり得る数々の先進事例もあると、このことは高く評価したいものがございますことも素直に表明いたしております。しかしながら、どうしても賛意を表すことができないもの、あるいは評価することが難しい部分が肝腎のところであることを指摘せざるを得ない部分も残念ながらございます。       例年申し上げていることでございますが、地方債年度末残高がここ数年増え続けていることでございます。町の財政規模は幾らくらいが適当なのかは議論の分かれるところですが、やはり地方自治体としてはむやみに借金が増えるということはかなり慎重でなければならないということは、町当局もふだん言っていることでございます。平時には、地方債年度末残高は少なくしていき、いざというときに備えるというのが一つの姿であろうと思いますし、町も以前はそれを実行してきた実績があり、誇れるものではなかったのかなと思っております。あの大雨被害のときも数年続けて借金を返し続け、大分身軽になったところで財政発動が思い切ってできたものと思っております。これに学ぶべきだと私は思います。       今回も、ここ数年の借金の返済が滞っている原因の一つが小学校統合の際に経費が幾らになるか不明のまま進めてしまい、後々まで影響が残ったものではなかったのか。これがいつまで続くのか。決算附属資料によりますと、地方債残高が減るのは毎年2年後くらいになる予測を立てている。それでも、そうなった試しが今までなかった、ここ数年なかった。毎年積み増しになってしまっているのが特徴だったと思います。今度の附属資料でもそうなっていますが、これも同じような経過をたどるのでしょうか。借金は少しずつでも年々少なくしていくのが平時の心得だと思います。以前の経験に学んではいかがでしょうか。       ほかに目を向けてみますと、例えば14ヘクタールのてんまつについて、大変な失敗に終わり、大失政として後始末は相当の対価を支払わなければならないのではないでしょうか。また、私たちがさらなる町民の暮らし向きの向上のために様々提起してきました改善点に対して、前向きの反応だけではないものもあります。誠に残念に思うのがございました。何よりも全国知事会も要望している国保の負担軽減の手始めに、子供の均等割を解消して加入者負担の軽減に賛成してもらえないこと、家族農業の応援を国連が呼びかけている中で、国がそれに応えないという中で、農業現場での応援としていろんな提起をしてございます。和牛への補助の提案もその一つでございますが、あるいはまたイノシシ対策電気柵設置補助を無条件にすることも要望してまいりました。その他、ほかにも機会あるごとにいろいろ言ってきたこと、要望にもっと心を寄せていただけるよう検討することを願っております。       特別会計については、国保ではいろんなところから保険税の高さが指摘され、是正を要求されております。本町にもそういう声がありまして、町としてどう応え、国にどう迫っていくのかを私は興味を持って見守っていきたいと思っております。       介護保険制度について言えば、3年ごとに料金が改定になりますが、改定のたびに値上げが続き、現在の基準保険料介護保険制度が始まった第1期の保険料の2.5倍にもなっておりますが、逆に介護サービスは年々対象を狭められ、ついには要介護1、2からの介護外しが企てられております。保険あって介護なしがますます進められようとしております。これに対して、私たちは大きな声を上げて反対していかなければならないと思っております。       後期高齢者医療制度では、納める保険料歳入全体の70%になります。治療費の7割が自分の納めた保険料であり、自助、共助、公助のうち、まさに自助の部類に入り、保険制度としてのていをなしていない、こういう医療制度でございます。その上、負担増も今たくらまれております。       特別会計でのこのような国による制度のゆがみが町民へ深刻な影響をもたらしております。これを是正することが求められており、私たちも何とか手助けをしたいと思っております。       以上、一般会計特別会計の一部への反対の表明をさせていただきました。満場の賛成をお願いいたしまして、反対討論とさせていただきます。       以上でございます。 ○議長前田隆雄君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。13番、大村昭東議員。        〔13番、登壇〕 ◆13番(大村昭東君) 私は、令和年度一般会計歳入歳出決算ほか9会計の認定について賛成の立場で討論に参加いたします。       10会計の認定に当たっては、一般質問の緒論で述べた事項を中心に決算審査における質疑を通じ、雫石町行政の問題、課題をただし、当局の見解を確認し、認定賛成の判断をいたしました。       私が認識している雫石町行政の最大の問題は、平成23年から平成30年までの8年間、町行政の特質であった産業を軽視し、産業の産の除いた学官民の行政、民間企業感覚の行政、現場主義の行政、町内知識人の話は聞かず、外に頼る行政の結果に表れております。       この4つの特質を持った過去8年間の町行政は、その理念に基づいて行政を経営管理運営するために何ら具体的なイノベーションを起こすことなく、口達者に、言葉を巧みに操っただけの結果、早稲田大学の学生を動員して開始した沼返町有地14ヘクタール活用モデルプロジェクトが膨大な予算と7年間の歳月と多くの職員を投入しながら、その全てを無駄にしただけで、何の効果、成果を上げることがなく頓挫しただけでなく、そのプロジェクト推進過程で様々町政を混乱させたこと、町民のための公的な会社組織である株式会社しずくいしが橋場道の駅の経営で会社経営の幹部及び従業員の人心を乱し、10期連続の赤字経営に陥れたこと、さらには複数の外郭団体がガバナンスを無視した組織運営が原因となって、好ましからざる事態を引き起こしたことなど、雫石町行政の規律、財政規律がめちゃくちゃに破壊されたことなどが現在も町行政に悪影響を及ぼしていることであります。       また、公務員は法令の枠ないし規制の下に自治活動に従事しなければならないという行政の基本原則を無視し、訴訟問題を引き起こした網張温泉源泉掘削工事について、法令違反とは思っていないという、この本会議場での強弁発言、そして沼返町有地14ヘクタール活用モデルプロジェクトと、このプロジェクトに関連した事務事業の執行過程においても関係法令を無視する職員の公務員としての法令順守の自覚、認識の問題が多々ありました。このようなもろもろの問題を解決し、町行政を早急に正常な経営管理運営に戻すことが課題であると私は認識しております。       こうした町行政の問題、課題について、猿子町長の下で町行政の改善改革、職員の法令順守の取組が行われ、決算審査の中でその成果が表れつつあることを確認することができました。その一つが雫石町行政の最大の問題、課題となっている沼返町有地活用について、コロナウイルス問題で町政運営が困難な中、熱意と外交力をもって新たな活用の政策が進みつつあることを町長の誠意あるその行動力で納得できる方向に進んでいることを答弁の中で知ることができました。       また、橋場道の駅を経営する株式会社しずくいしの経営改善を強力に進め、経営体制が一新されたことに伴い、回収不可能と思われていた未収金837万5,000円を回収するなど、経営改善の成果が表れつつあることを実感することができました。       町民目線、納税者の立場で誠意を持って問題解決に取り組めば、不可能を可能にすることができるのであります。複数の外郭団体の問題についても、町長の改善改革に情熱の籠もった答弁で納得することができました。       職員の法令無視、組織機構の無視、牽制機能の無視、自治体の当時の仕組みの軽視といった過去8年間の悪弊からの脱却についても、その都度町長の発言と実際の行動で改善改革が強力に進められていることを実感することができました。       また、町長の意を受けた副町長、教育長から、町行政の改善改革、職員の意識改革、体質改善について、それぞれ説得力のある答弁がありました。さらには、総務課長からは指定管理者制度の適切な運用、関係条例、規則の整備についても前向きな見解の発言がありました。       職員には、このような町長をはじめとする町行政経営管理運営する幹部の方々の決意をしっかりと受け止めて、町職員に就任する際に公務員としての心構えについて町民に宣誓している、約束している全体の奉仕者として誠実かつ公正に職務を執行することの決意をしっかりと心に植え付けて、職務遂行のバックボーンとなる公務員精神を日々錬磨されることを強く望むものであります。       この際、その公務員精神について一言ふれておきたいと思います。公務員精神の定義は明文化されているものではなく、公務員一人一人の道徳観であると私は捉えております。自己の内面を形成する道徳観に従い、自己のためよりも他者のために行動することを重視する、自らのために求めない、自らのために行動しない、大局を見失わない、本質に徹する、冷静に考え、利他の精神を指針とする、これを日々心身の平常となし、行動して結果を出すことだと私は理解しております。       以上、申し上げたことが令和年度一般会計歳入歳出決算ほか9会計の認定について賛成する趣旨であります。議員各位におかれては、賛成の趣旨に賛同いただきますようお願い申し上げ、私の賛成討論といたします。よろしくお願い申し上げます。 ○議長前田隆雄君) 次に、原案反対者の発言を許します。        〔「なし」の発声あり〕 ○議長前田隆雄君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。11番、杉澤議員。        〔11番、登壇〕 ◆11番(杉澤敏明君) 11番、杉澤敏明でございます。私は、認定第1号、令和年度雫石一般会計歳入歳出決算に賛成する立場から討論に参加させていただきます。       令和年度雫石一般会計歳入歳出決算は、猿子町長が平成30年11月10日に町長に就任し、町長として初めて予算編成から執行までを行ったものであります。令和年度一般会計歳入歳出決算は、前年度に比べ規模が縮小していますが、これは災害復旧費、土木費、農林水産業費の減額が主な要因です。       歳入における町債発行額は、前年度に比べ3,489万円減額の12億2,394万7,000円となっており、歳入に占める割合は0.1ポイント減少の12.1%となっております。また、歳出における公債費、すなわち元金償還額は前年度より6,300万円ほど少ない7億8,942万5,000円で、年度末残高は4億3,452万2,000円増加し、86億8,404万6,000円となっておりますが、令和年度の財政健全化判断比率である実質公債費比率は6.2%となっており、30年度の6.6%、29年度の7.7%を下回っており、良好な状態となっております。他の類似団体に比較しても低く、財政健全化は堅持されております。       歳入では、経常的経費及び臨時的経費を圧縮した一方、歳出では厳しい財政状況の中にありながらも、御明神小学校大規模改修事業や全小中学校のエアコン設置事業、デジタル防災行政無線整備事業などの公共事業を実施し、社会基盤の整備が促進されました。       また、雫石町国民健康保険特別会計においても、一般会計からの法定外繰出金の支援を受けながら、加入者の健康維持対策に積極的に取り組んでおり、その取組は評価できるものであります。さらに、町長は懸案であった町政課題に素早く取り組み、数々の成果を出してきた1年でした。       以上から、私は認定第1号、令和年度雫石一般会計歳入歳出決算及び9特別会計歳入歳出決算認定に賛成するものであります。議員各位にこの決算に満場のご賛同をお願い申し上げまして、私の賛成討論といたします。 ○議長前田隆雄君) 次に、原案反対者の発言を許します。        〔「なし」の発声あり〕 ○議長前田隆雄君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。10番、加藤眞純議員。        〔10番、登壇〕 ◆10番(加藤眞純君) 私は、令和年度雫石町一般会計決算に賛成の立場で討論させていただきます。       大きくは次の3つの点について評価でき、町民の信頼を取り戻した点を高く評価し、賛成するものであります。何をおいても第1点目に申し上げたいことは、10期続いた第三セクター株式会社しずくいしの赤字を1期で黒字化できたことです。これは、町のトップが替われば10年かけてできなかったことも変えられるということを町民に示したということであります。       2点目は、本来は当たり前のことなのですが、以前と異なり、法の秩序を損なわない町政運営をしたという点であります。以前は、度々住民監査請求が出されたり、訴訟になったりしておりました。以前の後始末はあるものの、新たに出された訴訟等はありません。すなわち町民に疑問を持たれたり、訴えられたりすることがないように聞く耳を持ち、説明責任を果たしているということにもつながります。       3点目は、14ヘクタールモデルプロジェクトに代表されるようなCCRC異常促進の絵に描いた餅から方向転換を打ち出したということであります。       以上は、賛成の大きな要素でありますが、ここで以前と同じ轍を踏まないよう、若干疑問点と苦言も申し述べたいと思います。1つは、諸収入の中で扶養手当等の返還該当職員が5名もいて、その額は約80万円であり、さらに時効が5年なのに、その前の分が約40万円で不納欠損になっており、長期にわたっていたことに驚かされました。その申請内容やチェック体制、処分がどうなっていたのか、納得のいかないところがあります。しっかり究明し、同じことを繰り返さないようにしていただきたいと思います。       2点目は、今までを少し振り返って疑問点を述べますと、今までは必要もない14ヘクタール拠点施設整備を官製談合のようなやり方で資格のない業者が落札するように工作したりとかで、平気で法の秩序を乱してまで何でもできると勘違いして推進していました。以前から私は主張しているように、このことはしっかり総括し、報告していただきたいと思います。また、人口減少対策については、ほかの自治体と同じパイの取り合いをするような移住促進で、少子高齢化など地域の全ての問題が解決するかのような錯覚を持っていたようにも感じております。       3点目は、いまだに続いておりますが、地域づくりとか地方創生とか称し、何のためになるのか分からないような、それこそ国の助成金があるからやらないよりやったほうがいいという感覚の事業やイベントばかりが多くなっていますが、地域住民が喜んで参加しているのでしょうか。それが何か地域住民のためになっているのでしょうか。いま一度立ち止まって考えていただきたいと思います。       移住促進とか、CCRCとか、インバウンド促進とか、自治体が、町がそれほど力を入れてやるべき仕事なのでしょうか。国策だからと、それに乗り遅れないようにと懸命に交付金や補助金を獲得することに労力を費やし、それを消化することに躍起になって、さらに労力を費やしているようにしか見えません。ほかの自治体と同じようなことをやっても、地理的条件も、自然環境も、人間を含め、地域性も違います。よその成功例をコンサルタントはぶら下げてきても、絵に描いた餅になることは見えております。14ヘクタールモデルプロジェクトは、そのとおりになりました。       この場に及んでも、時々予算措置は国の交付金や助成金で町の持ち出しはありませんという言い訳を聞いたりしますが、ご存じのとおり国の交付金や助成金も同じ税金であります。そんなことで、以前は職員それぞれのベクトルの先があちこち向いていて、一丸となれない状態も続いていたように見受けられました。しかし、最近は、中にはまだ一部唯我独尊で突っ走る者もおられるようですが、総じてベクトルが同じ方向を向くようになったと感じることが多くなりました。今後も後始末など、課題は多くありますが、住民のニーズもない、住民が喜ばないような政策から、今住んでいる人、今あるものを大切にする政策をさらに進め、公務員の基本である町民のために働く当局であることを期待して、令和年度雫石町一般会計決算に賛成するものであります。議員各位におかれましては、賛成にご賛同くださるようよろしくお願いいたします。 ○議長前田隆雄君) 次に、原案反対者の発言を許します。        〔「なし」の発声あり〕 ○議長前田隆雄君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。        〔「なし」の発声あり〕 ○議長前田隆雄君) ないようでありますので、これで討論を終わります。       これより採決いたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。        〔「異議なし」の発声あり〕 ○議長前田隆雄君) 異議なしと認め、採決いたします。       この採決は起立により行います。       日程第6、認定第1号、令和年度雫石一般会計歳入歳出決算は、委員長報告は認定すべきものでありました。       原案のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。        〔起立多数〕 ○議長前田隆雄君) 起立多数であります。よって、認定第1号は認定することに決定いたしました。       日程第7、認定第2号、令和年度雫石国民健康保険特別会計歳入歳出決算は、委員長報告は認定すべきものでありました。       原案のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。        〔起立多数〕 ○議長前田隆雄君) 起立多数であります。よって、認定第2号は認定することに決定いたしました。       日程第8、認定第3号、令和年度雫石御明神財産特別会計歳入歳出決算は、委員長報告は認定すべきものでありました。       原案のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。        〔起立多数〕 ○議長前田隆雄君) 起立多数であります。よって、認定第3号は認定することに決定いたしました。       日程第9、認定第4号、令和年度雫石簡易水道事業特別会計歳入歳出決算は、委員長報告は認定すべきものでありました。       原案のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。        〔全員起立〕 ○議長前田隆雄君) 全員起立であります。よって、認定第4号は認定することに決定いたしました。       日程第10、認定第5号、令和年度雫石介護保険事業勘定特別会計歳入歳出決算は、委員長報告は認定すべきものでありました。       原案のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。        〔起立多数〕 ○議長前田隆雄君) 起立多数であります。よって、認定第5号は認定することに決定いたしました。       日程第11、認定第6号、令和年度雫石介護保険介護サービス事業勘定特別会計歳入歳決算は、委員長報告は認定すべきものでありました。       原案のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。        〔起立多数〕 ○議長前田隆雄君) 起立多数であります。よって、認定第6号は認定することに決定いたしました。       日程第12、認定第7号、令和年度雫石町立雫石診療所特別会計歳入歳出決算は、委員長報告は認定すべきものでありました。       原案のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。        〔全員起立〕 ○議長前田隆雄君) 全員起立であります。よって、認定第7号は認定することに決定いたしました。       日程第13、認定第8号、令和年度雫石後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算は、委員長報告は認定すべきものでありました。       原案のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。        〔起立多数〕 ○議長前田隆雄君) 起立多数であります。よって、認定第8号は認定することに決定いたしました。       日程第14、認定第9号、令和年度雫石水道事業会計決算は、委員長報告は認定すべきものでありました。       原案のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。        〔全員起立〕 ○議長前田隆雄君) 全員起立であります。よって、認定第9号は認定することに決定いたしました。       日程第15、認定第10号、令和年度雫石下水道事業会計決算は、委員長報告は認定すべきものでありました。       原案のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。        〔全員起立〕 ○議長前田隆雄君) 全員起立であります。よって、認定第10号は認定することに決定いたしました。       ここで休憩いたします。        〔午前10時50分〕 ○議長前田隆雄君) 休憩を解いて再開いたします。        〔午前11時05分〕 ○議長前田隆雄君) 日程第16、同意第1号、教育委員会委員の任命に関し同意を求めることについてを議題といたします。       提出者説明を求めます。副町長。        〔副町長、登壇〕 ◎副町長(若林武文君) ただいま上程いただきました同意第1号につきましてご説明いたします。       議案書19ページをお開き願います。同意第1号「教育委員会委員の任命に関し同意を求めることについて」       雫石町教育委員会の委員に次の者を任命することについて、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第2項の規定により議会の同意を求める。                     記      住  所  雫石町七ツ森16番地159      氏  名  菅 原   徹      生年月日  昭和30年9月10日生       以上で同意第1号の説明を終わります。よろしくご同意賜りますようお願い申し上げます。 ○議長前田隆雄君) 提出者説明が終わりました。       本件は人事案件でありますので、質疑討論を省略して直ちに採決したいと思います。これに異議ございませんか。        〔「異議なし」の発声あり〕 ○議長前田隆雄君) 異議なしと認め、採決いたします。       なお、この採決は起立により行います。       日程第16、同意第1号、教育委員会委員の任命に関し同意を求めることについてを原案のとおり同意することに賛成の方の起立を求めます。        〔全員起立〕 ○議長前田隆雄君) 全員起立であります。よって、本案は同意することに決定いたしました。 ○議長前田隆雄君) 日程第17、人権擁護委員候補者の推薦に係る議会の意見についてを議題といたします。       本件は、町長から人権擁護委員法第6条第3項の規定により、お手元に配付した文書写しのとおり、人権擁護委員候補者を推薦するに当たり、議会の意見を求められているものであります。この件について意見を求めます。8番、横手寿明民生常任委員会委員長。        〔8番、登壇〕 ◆8番(横手寿明君) 8番、横手寿明です。ただいま議題となっております町長から意見を求められている人権擁護委員の候補者として、熊谷幸子氏を推薦することについて意見を述べさせていただきます。       熊谷幸子氏でありますが、推薦理由にもありますとおり、36年間にわたり県内の小中学校において養護教諭を務められ、退職後は町の教育相談員として児童福祉の向上に尽力されております。平成27年から人権擁護委員の任に当たっており、人権問題への深い理解、人格、識見とも高く、地域住民からの信望も厚いことから、人権擁護委員として適任であります。       以上のことから、何とぞ満場のご賛同をお願い申し上げまして、推薦に当たっての意見とさせていただきます。 ○議長前田隆雄君) ただいま人権擁護委員候補者に熊谷幸子氏を推薦することにこれを適任とする意見がありましたが、ほかにご意見はございませんか。        〔「なし」の発声あり〕 ○議長前田隆雄君) なければ、本件については熊谷幸子氏を推薦することについて、これを適任とするということで答申したいと思いますが、これに異議ございませんか。        〔「異議なし」の発声あり〕 ○議長前田隆雄君) 異議なしと認めます。よって、人権擁護委員候補者に熊谷幸子氏を推薦することにこれを適任とし、答申することに決定いたしました。 ○議長前田隆雄君) 日程第18、請願・陳情を議題といたします。       所管の常任委員会に付託している請願2件について、所管の常任委員長から審査の結果報告を求めます。       請願第3号、政府に対し「緊急経済対策として消費税率5%への引下げを求める意見書」の提出を求める請願について、総務産業常任委員長の報告を求めます。11番、杉澤敏明委員長。        〔11番、登壇〕 ◆11番(杉澤敏明君) 本定例会において総務産業常任委員会に付託されました請願第3号、政府に対し「緊急経済対策として消費税率5%への引下げを求める意見書」の提出を求める請願の審査の経過と結果をご報告いたします。       当該付託に係る請願審査は、去る9月8日午後2時から301号委員会室において委員大部分が出席して慎重に行いました。審査の詳細な内容等につきましては省略させていただき、その結果についてご報告いたします。       消費税は増大する社会保障の財源を確保することが目的であり、安定した社会保障の下で、安心、安全な国民生活を実現するために必要な政策であること及び地域経済の回復は消費税の引下げだけでなく、税体系全般において考えるべきであるといった意見が多数を占め、本件は全会一致で不採択と決定いたしました。       何とぞ慎重ご審議の上、満場のご賛同をお願い申し上げまして、総務産業常任委員会の報告といたします。 ○議長前田隆雄君) 総務産業常任委員長の報告が終わりました。       ただいまの報告に質問ございませんか。        〔「なし」の発声あり〕 ○議長前田隆雄君) なければ、請願第3号について委員長の報告は不採択とすべきものであります。       本件を委員長報告のとおり決定することにご異議ございませんか。        〔「異議なし」の発声あり〕 ○議長前田隆雄君) 異議なしと認めます。よって、請願第3号は不採択と決定いたしました。       次に、請願第4号、「安全・安心で、ゆきとどいた教育実現につながる少人数学級」の実現を求める請願について、教育民生常任委員長の報告を求めます。8番、横手寿明委員長。        〔8番、登壇〕 ◆8番(横手寿明君) 8番、横手寿明です。今定例会におきまして、教育民生常任委員会に付託されました請願について審査結果をご報告申し上げます。       去る9月8日午前10時から305号委員会室において、委員全員により慎重に審査を行いました。審査の経過と精細な内容につきましては省略させていただき、その結果をご報告いたします。       請願第4号、「安全・安心で、ゆきとどいた教育実現につながる少人数学級」の実現を求める請願についてですが、学校は児童生徒一人一人と向き合い、個別指導をすることが大切であり、今回の新型コロナウイルス感染症対策も含め、十分な教育を保証するためには教員を増やすことと抜本的に教育予算の増額が必要であることから、趣旨に賛同し、全会一致で採択することといたしました。       以上で教育民生常任委員会の報告といたします。 ○議長前田隆雄君) 教育民生常任委員長の報告が終わりました。       ただいまの報告に質問ございませんか。        〔「なし」の発声あり〕 ○議長前田隆雄君) なければ、請願第4号について委員長の報告は採択とすべきものであります。       本件を委員長報告のとおり決定することにご異議ございませんか。        〔「異議なし」の発声あり〕 ○議長前田隆雄君) 異議なしと認めます。よって、請願第4号は採択と決定いたしました。 ○議長前田隆雄君) 日程第19、発議第1号、少人数学級の実現を求める意見書の提出についてを議題といたします。       提出者説明を求めます。8番、横手寿明教育民生常任委員長。        〔8番、登壇〕 ◆8番(横手寿明君) 8番、横手寿明です。発議第1号につきまして、朗読をもって説明に代えさせていただきます。       1ページ目をお開き願います。発議第1号「少人数学級の実現を求める意見書の提出について」       上記の議案を、別紙のとおり会議規則第14条の規定により提出します。        令和2年9月17日提出                       提出者 雫石議会議員 横 手 寿 明                       賛成者 雫石議会議員 西 田 征 洋                        〃     〃    坂 下 栄 一                        〃     〃    上 野 三四二                        〃     〃    大 村 昭 東                        〃     〃    岩 持 清 美                        〃     〃    岡 本 忠 美                        〃     〃    金 子 一 男       提案理由でございますが、少人数学級の実現を求める意見書を、地方自治法第99条の規定により、関係省庁に提出しようとするものであります。       提出先は、内閣総理大臣、財務大臣、文部科学大臣宛てでございます。       次に、2ページ目をお開き願います。意見書の本文について朗読いたします。         少人数学級の実現を求める意見書       今般、新型コロナウイルス感染症が拡大する中、児童・生徒及び保護者や教職員の多くが不安と心配を抱えています。       感染症予防対策として、学校教育現場では身体的距離の確保が重要ですが、40人学級の教室では児童・生徒の身体的距離がとれずに密集状態となっているのが現状です。この状態を改善するためには、現状の教室のスペースからすると20人前後の少人数学級にしなければなりません。学校は、児童・生徒一人ひとりと向き合い、個別指導をすることが大切です。今回の新型コロナウイルス感染症対策も含め、十分な教育を保障するためには、教員を増やすことと抜本的に教育予算の増額が必要となります。       本年度全国知事会、全国市長会、全国町村会は、政府に対し連名で「少人数編成を可能とする教員の確保」を要望しています。また、閣議決定された「骨太方針2020」でも「少人数によるきめ細やかな指導体制の計画的整備」の検討が提起されています。       安全・安心でゆきとどいた教育実現につながる少人数学級の実現には、今後の予算編成における予算措置の実現が必要なことから、次の措置を講ずるよう強く要望します。                    記       1 「安全・安心で、ゆきとどいた教育実現につながる少人数学級」を速やかに実現するための必要な措置を講ずること。       以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。       令和2年9月17日                           岩手県岩手郡雫石議会       以上でございますが、慎重ご審議の上、満場のご賛同をお願い申し上げまして、説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長前田隆雄君) 提出者説明が終わりました。       質疑ございませんか。        〔「なし」の発声あり〕 ○議長前田隆雄君) 質疑なしと認めます。       次に、討論に入ります。討論ございませんか。        〔「なし」の発声あり〕 ○議長前田隆雄君) 討論なしと認めます。       これより採決に入ります。       日程第19、発議第1号、少人数学級の実現を求める意見書の提出についてを原案のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。        〔全員挙手〕 ○議長前田隆雄君) 全員挙手であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。 ○議長前田隆雄君) 日程第20、発議第2号、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書の提出についてを議題といたします。       提出者説明を求めます。11番、杉澤敏明総務産業常任委員長。        〔11番、登壇〕 ◆11番(杉澤敏明君) 3ページをお開き願います。発議第2号につきまして、朗読をもって説明に代えさせていただきます。       発議第2号「新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書の提出について」       上記の議案を、別紙のとおり会議規則第14条の規定により提出します。        令和2年9月17日提出                       提出者 雫石議会議員 杉 澤 敏 明                       賛成者 雫石議会議員 徳 田 幸 男                        〃     〃    加 藤 眞 純                        〃     〃    堂 前 義 信                        〃     〃    幅   秀 哉                        〃     〃    古 舘 謙 護                        〃     〃    坂 井 尚 樹       提案理由でございますが、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書を、地方自治法第99条の規定により、国会及び関係省庁に提出しようとするものでございます。       提出先は、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、財務大臣、総務大臣、厚生労働大臣、経済産業大臣、内閣官房長官、経済再生担当大臣、まち・ひと・しごと創生担当大臣宛てでございます。       次に、4ページをお開き願います。意見書の本文について朗読いたします。         新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し         地方税財源の確保を求める意見書       新型コロナウイルス感染症の拡大は、甚大な経済的・社会的影響をもたらしており、国民生活への不安が続いている中で、地方税・地方交付税等の一般財源の激減が避けがたくなっています。       地方自治体は、福祉・医療、教育・子育て、防災・減災、地方創生、地域経済活性化、雇用対策など喫緊の財政需要への対応をはじめ、長期化する感染症対策にも迫られ、今後の地方財政は、かつてない厳しい状況になることが予想されます。       よって、国においては、平成3年度地方財政対策及び地方税制改正に向け、下記事項を確実に実現されるよう、強く要望します。                    記       1 地方の安定的な財政運営に必要な地方税、地方交付税等の一般財源総額を確保・充実すること。その際、臨時財政対策債が累積することのないよう、発行額の縮減に努めるとともに、償還財源を確保すること。       2 地方交付税については、引き続き財源保障機能と財源調整機能が適切に発揮できるよう、総額を確保すること。       3 令和年度の地方税収が大幅に減少することが予想されることから、万全の減収補填措置を講じるとともに、減収補填債の対象となる税目についても、地方消費税を含め弾力的に対応すること。       4 税源の偏在性が小さく、税収が安定的な地方税体系の構築に努めるとともに、国税・地方税の政策税制については、積極的な整理合理化を図り、新設・拡充・継続に当たっては、有効性・緊急性等を厳格に判断すること。       5 特に、固定資産税は、市町村の極めて重要な基幹税であり、制度の根幹を揺るがす見直しは、家屋・償却資産を含め、断じて行わないこと。また、新型コロナウイルス感染症緊急経済対策として講じられた特例措置は、本来国庫補助金等により対応すべきものであり、今回限りの措置として、期限の到来をもって確実に終了すること。       以上、地方自治法第99条の規定に基づき意見書を提出します。       令和2年9月17日                           岩手県岩手郡雫石議会       以上でございますが、慎重ご審議の上、満場のご賛同をお願い申し上げまして、説明を終わらせていただきます。よろしくお願いします。 ○議長前田隆雄君) 提出者説明が終わりましたが、文書中令和年度地方財政対策と言うべきところを「平成3年度」という発言をいたしましたが、これを「令和年度」と訂正いたします。       ここで質疑を許しますが、質疑ございませんか。        〔「なし」の発声あり〕 ○議長前田隆雄君) 質疑なしと認めます。       次に、討論に入ります。討論ございませんか。        〔「なし」の発声あり〕 ○議長前田隆雄君) 討論なしと認めます。       これより採決に入ります。       日程第20、発議第2号、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書の提出についてを原案のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。        〔全員挙手〕 ○議長前田隆雄君) 全員挙手であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。 ○議長前田隆雄君) 日程第21、総務産業常任委員会閉会中の継続調査についてから日程第24、議会運営委員会閉会中の継続審査についてまで一括議題といたします。       総務産業常任委員長、教育民生常任委員長、広報広聴常任委員長、議会運営委員長から、それぞれ会議規則第75条の規定によって、お手元に配付したとおり、閉会中の継続調査及び審査の申出があります。       お諮りします。各委員長から申出のとおり、閉会中の継続調査及び審査とすることにご異議ございませんか。        〔「異議なし」の発声あり〕 ○議長前田隆雄君) 異議なしと認めます。よって、各委員長から申出のとおり、閉会中の継続調査及び審査とすることに決定いたしました。 ○議長前田隆雄君) 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。       これをもって本日の会議を閉じ、令和2年第5回雫石議会定例会を閉会といたします。       長期にわたり大変ご苦労さまでした。        〔午前11時33分〕...